2007年01月09日 - スパムで宣伝されるドアウェイページを晒しても、何も変わらないのでは

 エンドユーザーに届くスパムメール、ブログ管理者が苦慮するトラックバックスパムやコメントスパム。これらは大変迷惑なものである。
 スパムメールで宣伝されているサイトのURI(URL)を晒したり、SiteAdvisorへ登録するなど、受身ではなく能動的(むしろoffensive)に対処する方も増えている。
 だがどこまでの効果があるのか、疑問を感じるのだ。

スパムメールにより宣伝されるサイトは、単なる使い捨て


日本語スパムメールの大多数は、アダルトサイトや出会い系サイトである。少数だが不審なブランド品販売や、風変わりなものとしてはパチンコのサクラ募集などだ。
アダルトサイトや出会い系など成人向けコンテンツを含むサイト - エロサイト - の場合、以下に大別される。

  1. メール中にて宣伝されたサイトが最終目的地

    • この場合はSiteAdvisorなどにレポートしてしまえば、即応的にある程度の効果が期待できる。
    • 実際には少ないタイプ。

  2. メール中にて宣伝されたサイトより、リフレッシュタグ等で他のサイトへリダイレクト

    • リダイレクト元のサイトをこの場合、ドアウェイページであるとする。
    • 対処するようにと注意喚起しなければならないサイトは、リダイレクト元とリダイレクト先の2つとなる。

  3. メール中にて宣伝されたサイト中の「登録はこちら」などのリンク先は、他ドメインのサイト

    • 宣伝元サイトをこの場合、ドアウェイページであるとする。
    • 宣伝元サイトとそこから宣伝されるサイトいずれをも視野に入れて対処しなければ、無意味。



ドアウェイページを報告し晒しても、効果は薄いのではなかろうか


 ドアウェイ(doorway)とは、本当に宣伝したいサイトへ誘導するための「まきエサ」みたいなもので、よくどこかのSEO対策サイトなどでは、検索エンジン向けにやってはならないスパム行為として紹介される。

 ドアウェイページと呼べるのかどうかは難しいのだが。
 スパムメールで宣伝されるエロサイトや出会い系サイトは、大多数が「まきエサ」のドアウェイページであり、本命のサイトとは別のようだ。
 (だからSEO的なドアウェイページとは微妙に意味が異なるのだが、他に適当な用語なり言い回しが見つからない)

 ドアウェイページは所詮一時的なものであり、本命のサイト - つまり業者が本当に宣伝したいサイトとは全く別である。
 ドメイン名を見ればピンと来る人も居るだろうけど
 スパムメールが宣伝するドアウェイサイトの多くは、ドメイン名は[ランダムなアルファベット].comなどである。
 だがドアウェイページが宣伝するサイトのドメイン名は、様々なイメージが湧く英単語が利用される例が多く、サイト作成への気合が違うし、長期に渡って運営を継続する意思があるように思われる。

 つまり、ドアウェイページの宣伝先をアレコレする方が、使い捨てのドアウェイページをいぢるより多くの効果が期待できるのだ
 捨てサイトでなく本拠地をいぢるのは、「相手が最も嫌がる方策を」的観点では理想的だ。
 多少気にかかる点は、スパムメール送信者やアドウェア配布者が「実は宣伝されたサイト運営者とは全く無関係であり、足を引っ張り信用を毀損する目的だった」場合はどうしようと。エロサイトの場合はそれほど気にしなくてもいいような気がする。

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