2006年12月30日 - 「女性システム管理者の憂鬱」における責任感と倫理観の欠如

 ITMediaにて高橋美樹記者が誰かの話を紹介する形で、女性システム管理者の憂鬱なるシリーズが連載されている。
 連載中に出てくる女性システム管理者の言動は尋常なものではなく、あまりにもおかしいのだ。
 毎回どこかの誰かを悪者扱いして自己満足しているが、じっくりと記事を読み続けると話がどこかおかしく、責任の所在はむしろ非難している当人側だったりする。


 人格面に問題があるのではなかろうかと考えたのだが、まさかここまで酷い人が居るとは思いづらい。
 恐らくは記事に仕立てる段階でITMediaの担当者が面白おかしく脚色したつもりが、メチャクチャな内容になっているだけなのだろうか。
 いや、連載そのものが完全なネタかフィクションなのではなかろうか。


正規版購入者のサポートしか受け付けない



 当初「違法コピーかライセンス違反なのか?」なるサブタイトルを付けていたのは、「正規版購入者のサポートしか受け付けない」との記載に反応したためですが。
 その他の可能性を考慮しておりませんでした。
 今後は細心の注意を払います、申し訳ありませんでした。



 後日、バックアップソフトのメーカーに問い合わせたところ、「正規版購入者のサポートしか受け付けない」という冷たいコメント
 (中略)
 サポート担当者のフレキシブルな応対に感動しつつも、決してバグとは言わないその姿勢に、多少ムッとしたのを覚えている。
 「このソフト、パッチが当たらないよ!」(2006年07月11日)



 何故にこの女性管理者は、メーカーサポートより正規版購入者のサポートしか受け付けないと注意されたのだろうか?
 「バックアップソフトが同梱されたDLT装置」のバックアップソフトは、体験版やバンドル版であるためサポートを断られたんだろうか。
 (元記事にはそれらの経緯が記載されておりませんが)


職場でのイジメ行為が何度も面白おかしく脚色されて報告されている


 最近は中学生のイジメが原因の自殺や不登校が頻繁にメディアを賑わしている。子供に限らず職場でのいじめや嫌がらせ行為でうつ病になったり退職に追い込まれた、大人であるサラリーマンの話などをテレビや新聞で目にした経験は無いだろうか?
 連載中では頻繁にイジメ行為の話題が掲載されている。

仲間外れにされたM君


 ちょっとかわいい、でも困ったプライドの高いM君(2006年07月20日)は、M君なる方が職場の人間とうまくコミュニケーションができなかったばっかりに、記事として晒されてしまったケースだ。
 M君は下らない理由で貶められ笑いもの扱いされているよね、記事中では。
 おまけですが4/4の最後と挿絵は自分の目にはイジメ行為としか見えないのだが、考えすぎでしょうか


同僚のミスを一緒になって新人に押し付け、笑いものにした記事


 同僚の連絡ミスや手順書の手配などが不十分だったため、新人がやらかしてしまった話である。
 「言っていることはむちゃくちゃだ。」と断りを入れておきながら、一緒になって新人を非難攻撃しているんだから、これもイジメ行為だよね。
 新人君とはこんなにも罪作りなものさ(2006年07月25日)
 連他人事ながらここまで気色悪いドロドロした記事を見た記憶が無い。


 この記事に対する非難を見つけたので、紹介する。自分も全く同じ気持ちだ。

 私はこれを読んで怒りを抑えられません。文章全体が「新人が使えない」という愚痴で終始していますが、育てようとしないうちから何を言っているのかという気持ちで一杯です。新人なら、色々なことを経験させて、いろいろ失敗させて、実地で体験させることが大事で、先輩がそのフォローをすべき。実際、新人を育てるのは非常に手間なのですよ。それをやろうとせずに「使えない」といきなり判断してみたり、自分の失敗を新人になすりつけたりという行動は、先輩にあるまじき行為でしょう。
 新入社員が巣立つ時期がやってきました(なにかな on Blog)



管轄範囲および分掌範囲のデタラメさと無責任さに呆然とする


mumuワーム大量感染は同僚ではなく女性管理者自身の責任だ


 戦う管理者が見せる“ふとしたしぐさ”(2006年09月06日)は、Mumuワームが社内ネットワークに蔓延した際にこの「女性管理者」が大活躍したとの自慢目的に終始している。
 本社のシステム運用部門へ移動異動後にウイルス対策ソフト配信システム運用を任されこんなに活躍しましたぁ!と。

 だけどね。
 大体自分が所属する部署が引き起こした問題なんだから、そこで自慢話・手柄話に結びつける根性がまずおかしい。


 次に、2003年6月までにはパスワードクラック系ワームは幾つか存在していたのだから、ウイルス対策担当者としては当然部署内に事前に通知し、予防策を張っておく必要があったはずだ。
 「Administratorアカウントは無効にする・もしくは冗長なパスワードを設定しておくのが普通なのだ」との観点より、運用部署のずさんな管理体制を非難しているんだろうけど。
 Lucaさんの目から見たらば、ウイルス対策ソフト運用担当者としての女性管理者が、日頃より情報収集を怠らずアナウンスをしていたならば当然回避できたはずだ。だから他メンバーによる失敗と一方的に責任を押し付けて晒して万歳ではなく、女性管理者自身にもかなりの責任がある。

 なお番外編:「それは神様のおかげです?」(2006年12月14日) にて、女性管理者は2001年9月頃もしくは本社移動異動前の段階で、アクセス権の管理や設定について対策を促していた。
 「ネットワーク共有のフルアクセスをつぶしたことが」と出先の拠点時代について語っていたのだから、本社移動異動後に何をしていたのかしらと。

それはあなたらの仕事でしょうに


 システム管理者への“小さな嫌がらせ”(2006年11月22日)は、何を言いたいのか全くわからない。
 女性管理者が知らないうちに他部署がプリンターを導入したのを全力で非難する記事だが、記事の前半ではそれとは逆に連絡を密にしようとした総務担当者を非難する内容から始まっている。

 事務作業を得意とする総務担当者がITに関連した専門用語にアレルギー反応を起こすあまり、「工事関係者との打ち合わせはできる限りシステム管理者に丸投げしてしまおう」という心情が見え隠れしているように感じた。それを裏付けるかのように、本体から線が出ている物体であれば、たとえそれが電話であったとしても、工事や入れ替え作業の打ち合わせにいきなり同席させられることも度々だった。

 「それが電話であったとしても」と言うけど、RAS(リモートアクセスサービス)とか専用線とか知ってますよね、当然?何に使われているのかわからない総務担当者が相談するのはおかしな話じゃないだろうし、万が一の不具合発生時を考えての慎重な姿勢だったのだろう。
 運用担当者へまず連絡した総務担当者の方の行動が、何故に悪者とされねばならないのだ?


 後半部にしたって内容が妙だ。女性管理者とマネージャー層は何か思い違いをしているらしい。
 まずするべきは廃棄物品倉庫へ移動されてしまった古いプリンターを戻してネットワークへ接続させることだ。プリンターの入れ替え作業中に社員が迷惑を蒙ったのは連絡不足だった担当部署のみの責任ではなく、この女性管理者の判断ミスだ。
 (挿絵の自画自賛臭があまりにも醜い。。。。。。。。)

 必死に各クライアントの設定をこなしていくわたしの姿が、殊のほか年配のマネジャー層に受けていたらしい。人間、どこで評価が高まるか分からないものである。



変な話ですね


 Nimdaは2001年9月に発生したネットワークワームである。
 番外編:「それは神様のおかげです?」(2006年12月14日) では「女性管理者」の活動は自画自賛されておりますが、本社移動異動後の2003年には全く生かされていない(前述)。


言葉を失った


 涙あふれる 管理者デビューした“あの日”(2006年12月18日)は、他の記事中で当人が苛めた新人以上に酷いよね。


 ここはいちかばちか設定変更を行うしかないだろう。再起動のチャンスは一回のみ。なぜならAdministratorのパスワードも分からないのだから。
 (中略)
 パスワードに何も入れずにログインしてみたが、当然のようにはじかれた。



Appendix


 日常的にイジメ行為に加担し、無責任な対応をして責任を誰かに押し付けているような人物が、まさか実在するとは思えませんので思うがままに書きました。
 。。。。。ネタですよね、これって?
 でなければ、いじめられている新人があまりにも気の毒です。


更新履歴


 2007年1月1日7時30分、一旦内容の一部を非表示に
 同日19時40分、サブタイトルを変更し編集後、再掲載


この記事へのコメント
 昔なら一発ぶん殴ってやるところですな。
 今は、教育といじめの区別がつかなくなっているように思いますね。
 これら全てマスコミの馬鹿さ加減から来ているのでしょう。
 おっと、インターネットもその原因のひとつかも?
 過剰な情報があふれすぎています。
Posted by ベルモンツ at 2006年12月31日 12:16
 追伸
 移動×
 異動○
 では?
Posted by ベルモンツ at 2006年12月31日 12:17
>教育といじめの区別がつかなくなっている
自分も記事よりそのような雰囲気を感じております。
あまりにも気の毒ですよね、新人の人が。


>異動
おっと。
すぐに訂正しておきます。
Posted by Luca at 2006年12月31日 12:38
この記事の記者は、現場を知らないのではないでしょうか。
このような、記者の『顔』の見えないというか、幽霊のような地に足のつかない印象を与える記事は多いですよね。

いじめ関連ですと、ソフトバンクのCMも気になりますね。
このCMに不快感を持つ人も、多いのではないでしょうか。

『悪のり』する人っていますよね。どこにでも。
物事の加減がわかってないフシのある人。
そんな人が、増えているのでしょうか・・・。

『キメラ』、『カオス』なんて言葉が、頭の中に浮かびます。

# Lukaさん、よいお年を!。
Posted by Bosse at 2006年12月31日 15:17
> 違法コピーかライセンス違反なのか?

「バックアップソフトが同梱されたDLT装置がセットされていた。」と3ページ目に書いてあるじゃないですか。読みもしないで誹謗中傷ですか。

これ以上、説明が要るのかな?

要りそうだね。4ページを見れば、「これは、ベンダーが匙を投げて (サポート能力が不足していて) それでやむなく開発元の米国本社に、納得が行かない点を聞いた」という事では?

> おかしいよね。

ああ、あんたがね。
Posted by sasha at 2006年12月31日 19:30
企業向けテープ装置に付属しているのはメディアだけ(そしてライセンスまではついてないので体験版として動作する)のことが多いです。当然、ノンサポート。
Posted by ramsy at 2006年12月31日 19:38
> 体験版として動作する)のことが多いです。

サーバーだったら、バックアップが確実に取れないって致命的問題じゃないの? サポート無しのバックアップ装置? ”セキュリティソリューション部隊”がそんなド素人みたいな真似を?

「女性システム管理者」って書いてあるでしょ。「システム」だったら、サポートも付かないバックアップ装置をつけた代物なんか、”システム”と呼ぶに値しないですね。納入業者にサポートさせるわけで。(サポートできない物など、選定対象外)事務職員が使うチャチな”パソコン”の話ではないでしょう?
Posted by sasha at 2006年12月31日 21:14
続き。

それなのに、うまく行かなかった(納入ベンダーがトラブル原因を解明できず、「治ったからいいではないか」的な対応を取られたが、同様のトラブルが起きては困るので再発防止のために調査する必要があった)からこそ、ラチがあかなくて開発元の米国まで問題がエスカレーションしたわけですよね? だから、わざわざ「苦労話」として文章になったんじゃないんですか?

単に「違法コピー。バカ女め。終了」「元からノンサポート。バカ女め。終了」という恐ろしく Poor な内容だというのか、それとも、読む側が Poor なのか、どっちかでしょうね。

このブログ、もうコメントする気にもならないです。
Posted by sasha at 2006年12月31日 21:16
>sasha さん
>ramsy さん

こちらのミスリードでした。
わざわざ指摘していただきまして、申し訳ありませんでした。
以後は慎重を期しますので、お許し願えれば幸いです。
この場にて深くお詫び申し上げます。
Posted by Luca at 2007年01月01日 06:31
>sashaさん
昨日書いておくべきだったんですが。
指摘には感謝しておりますよ、本当に。

ですが何事にも物には言い回しとかがあるもので。
もう少し丁寧な書き様を期待したいんですが、難しい要望でしょうか?
Posted by Luca at 2007年01月02日 22:38
私も内容が分かりにくいところが多々あったので、
自分が管理者じゃないから理解できないのかと思ってましたが、
多分、記事自体に思い込みによる説明不足のところが多いからなんだと
ここを読んで思いました。

そういう記事をしっかりチェックしてライターに指摘しない
ITメディア側の編集に問題があるのかもしれませんね。
Posted by momo at 2007年01月05日 19:15
思い込みと言うか、こうあってもらいたい的な気持ちで書く返信ですいません。

うまく言えないし、自身の語彙と表現力の狭さを恥じるばかりですが。
連載が本当に「ネタ」か「作り話」であってもらいたいな、と心より期待してます。じゃなければ、と。
Posted by Luca at 2007年01月05日 21:05
>>連載が本当に「ネタ」か「作り話」であってもらいたいな、と心より期待してます。

でも実際、このような現場は幾らでもありますしね。
いや、もっと酷い現場も(ry
Posted by aa at 2007年01月10日 16:52
聞きたいような、聞きたくないような。
怪談話と通じるものがありますね。

自分ならば多分、泣いてしまうやもしれません。
Posted by Luca at 2007年01月15日 21:06
コメント投稿者の依頼により、sashaさんに対するコメントを1件と、それに対するLucaさんの見解を1件削除しました。

ほら、あれですよ。
「皆な仲良く、みたいな」

Posted by Luca at 2007年01月23日 23:23
ご無沙汰してます

この連載・・・担当が無知すぎますね(笑
後、ネタ元がどうも元システム管理者みたいで
大元からして思い出話でおもしろおかしくしてる傾向です
それを更に強調してるから、ネタ元が何様?って印象受けやすい人物になりやすいと見ます
(新年会座談会を読んで、推察)

あとは、・・・
「社内システム総責任者A部長のツルの一声」にて
>AD(Active Directory)サーバや
>ウイルスソフト配信システム、
>ネットワークと、システムごとに
>設計チーム、運用チームが存在する。
Posted by Mee☆ミ at 2007年02月27日 00:53
ウィルスソフト配信システム?!
この回はとことんウィルスソフトと連呼してます(^^;;

その次の回
「ベンダーを操り操られ、システム管理者の「駆け引き」 」
ではウィルス対策ソフトとなってます
多分指摘されたんでしょうね・・・
なんで前回のを修正しないのか不思議

きっとITmediaじゃなくてイットmediaなんでしょう(笑
紙媒体と違って修正加筆しやすいはずなんですけどね・・・

そろそろこのシリーズのツッコミ第二弾を
やりませんか?
Posted by Mee☆ミ at 2007年02月27日 00:53
ご無沙汰しております。その後お元気でしょうか?
Meeさんには幾度となく助けられたものの、十分な御礼も言えないままで。大変気になっておりました。
その節には大変お世話になりました。
自分はあちらより完全に足抜けしており、たまに誰かから相談されたり、自分のブログにて外から石を投げる程度です。


この話は、はてなで継続しております。
http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20070221
主人公の部署がサーバーの不具合を長らく報告しなかったために社内での大規模感染を招いた話では、何で編集者は理解できず、揚げ足取り目的の非難を真に受け掲載したのかとか。
最新の「ベンダーを操り操られ、システム管理者の「駆け引き」 」も変な話でしたね。判断材料が乏しく、あまり書けなかったんですが。


担当が無知といきなり判断を下すのは、どうでしょうか。
一連の連載を読んだ上での感想として、テクニカルな問題よりもむしろ、主人公個人の解釈や感情的な記載への校閲作業がうまくいっていないような。
イジメ問題が社会問題になっている今日この頃、主人公によるイジメ行為を堂々と掲載してしまうのはいかがなものかとか。
また主人公が扇情的に誰かを悪者扱いして「自身を立てて業績うんぬん的視点」の部分は、多くの場合は単なる「主人公の思い込みと勘違い」です。
Posted by Luca at 2007年02月27日 20:51
>担当が無知といきなり判断を下すのは、どうでしょうか。

もっともな指摘です(^^;;
書き込み時点では用語間違いを例としてますが
全体的に「おかしい」という違和感も含めて
この人、署名記事の怖さを知らないのかな?と・・・
あとは手抜きして一言で評してしまった
というところです

Posted by Mee☆ミ at 2007年03月04日 21:35