2006年10月02日 - 行動ターゲティングサービスとmixi
サイト運営主がサードパーティ クッキー(Third-Party cookies)について言及しているサイトは、何故かそれほど多くは無い。
サードパーティクッキーはトラッキングクッキーと同じなのか・個人情報流出に繋がるスパイ行為か・追跡行為なのか。そのような話題は後日後述する。
exさんよりmixiについての事例としてみくしのプライバシーポリシー改正(ピンクブロッサムダイアリー)なる記事を紹介され、mixiのプライバシーポリシー(平成18年 9月28日 改訂)を眺めてみました。
(注:現在ではmixi上のアナウンスが、何故か閲覧できない)
正直な感覚として、13章は甘受したくないですね、これ。
取得した情報をmixi内部のみで扱うのか否かがどうもよくわからない。
「個人が識別できるような情報」が含まれるのか否かは別として、各種の情報が - mixi利用者の挙動なり嗜好性として、いずこかに販売・または提供されるのか否かが気になるんですね。
言及が無いのは、プライバシーポリシーとしては十分な理解は得られないような(考えすぎでしょうか)。
また14章、「行動ターゲッティング用クッキー」についてが、どうも。
Cookiesによるトラッキング行為が許容できないと感じるエンドユーザーに、株式会社アイメディアドライブのオプトアウト(Cookie無効化操作ができるサイト)のリンクを掲載しこれで終わり、は多くのmixi利用者(ミクッ子)不安感を煽ったのではなかろうか。
最初からサードパーティのトラッキング クッキーを導入しない方が、またアナウンスした直後にプライバシーポリシー関連改訂のお知らせを削除しない方が、エンドユーザーよりの風評を損ねなかったのではなかろうか。
mixiのプロフィールには、以下の項目がある。
1)名前, 2)ニックネーム, 3)現住所(日本国内なら市町村単位), 4)誕生日, 5)血液型, 6)出身地(日本国内なら市町村単位), 7)趣味(映画鑑賞・スポーツ・スポーツ観戦・音楽鑑賞・以下略), 8)職業, 9)所属(会社名や学校名)
また「好きな何とか」として映画、音楽、飲食物などなど。
一部は非公開に設定できるものの、当然mixi運営者には登録情報及びそれ以上の情報が筒抜けである。
大体13章のタイトルは「クッキーの使用等」である。
「等」って何でしょうか。
文中にて記載されている「ユーザーに関する情報」とはcookieより取得した情報のみを指すのではなく、mixiにユーザーが登録した情報を利用するものと解釈できる。
(性別、職業、年齢はcookieのみでは取得できない)
株式会社アイメディアドライブによるサードパーティクッキーについて記載した14章とは別の話なのだ。
個人が識別できるような情報が分析結果に含まれることはありませんと記載されているのでそれほどの問題は無いのやもしれないが、13章中には「分析結果」なるものがmixi内部のみの利用に留まるのか否かが判然としない。
これらの情報は単独であっても・またユーザーの挙動(どのようなリンクを踏むのか等)と組み合わせても、大変有用なマーケティング資料である。転売すれば(mixi上にて利用しようがしまいが)相応の利益が転がり込むだろう。
プライバシーポリシーを後になってから改訂するのでは、登録ユーザーの許諾を十分には得られないだろう。
「どこどこの誰さん」と特定されなかったとしても、プライバシーの侵害と受け止めるユーザーが存在するのは事実だ。しきい値は人それぞれである。
拒絶感を示す層が存在するのは明らかな事実だと認めてもらいたい。
自分はmixiには有償で・料金を支払い参加している。だからこの手の議論に付き物の「無償サービスならば広告なり情報収集行為を受け入れるのは当然」との論点とはある意味で無縁である。
このブログエントリに限らず幾つかのテーマにて、exさんより多くのアドバイスをいただきました。この場にて深く感謝いたします。
サードパーティクッキーはトラッキングクッキーと同じなのか・個人情報流出に繋がるスパイ行為か・追跡行為なのか。そのような話題は後日後述する。
mixiによるトラッキング行為
exさんよりmixiについての事例としてみくしのプライバシーポリシー改正(ピンクブロッサムダイアリー)なる記事を紹介され、mixiのプライバシーポリシー(平成18年 9月28日 改訂)を眺めてみました。
(注:現在ではmixi上のアナウンスが、何故か閲覧できない)
13. クッキーの使用等について
2 弊社は、新しいサービスを検討したり、提供しているサービスや広告の内容をよりユーザーの皆様に適したものとするために、性別、職業、年齢、ご覧になったページ・広告、ご利用時間帯、ご利用の方法、ご利用環境等のユーザーに関する情報を利用する場合があります。
3 弊社は、広告主や情報提供元、サービス提供元などに、どのような広告や情報、サービスなどを掲載または提供していただくことが効果的であるかを分析して提供するために、ユーザーに関する情報を分析したり、分析のためのアンケートの対象の抽出を行う場合があります。なお、個人が識別できるような情報が分析結果に含まれることはありません。
14. 行動ターゲティング用のクッキー無効化(オプトアウト)についての説明
弊社のサイトにおいては、効果的な広告配信のために株式会社アイメディアドライブが米国レベニュー・サイエンス社(以下RSI)の技術を用いた行動ターゲティングサービスを行っています。当サービスで利用するクッキー(RSIの作成するドメイン名:revsci.netのクッキー)は効果的な広告配信の目的のみに使用し、その他の目的や個人情報の収集には一切使用しません。このクッキーを無効にしたい場合は、お手数ですが、行動ターゲティングクッキーステータス確認ページにて手順に従い、無効化してください。
(mixiのプライバシーポリシーより引用)
正直な感覚として、13章は甘受したくないですね、これ。
取得した情報をmixi内部のみで扱うのか否かがどうもよくわからない。
「個人が識別できるような情報」が含まれるのか否かは別として、各種の情報が - mixi利用者の挙動なり嗜好性として、いずこかに販売・または提供されるのか否かが気になるんですね。
言及が無いのは、プライバシーポリシーとしては十分な理解は得られないような(考えすぎでしょうか)。
また14章、「行動ターゲッティング用クッキー」についてが、どうも。
Cookiesによるトラッキング行為が許容できないと感じるエンドユーザーに、株式会社アイメディアドライブのオプトアウト(Cookie無効化操作ができるサイト)のリンクを掲載しこれで終わり、は多くのmixi利用者(ミクッ子)不安感を煽ったのではなかろうか。
最初からサードパーティのトラッキング クッキーを導入しない方が、またアナウンスした直後にプライバシーポリシー関連改訂のお知らせを削除しない方が、エンドユーザーよりの風評を損ねなかったのではなかろうか。
「mixiって匿名では?」と質問が来たので、追記。
mixiのプロフィールには、以下の項目がある。
1)名前, 2)ニックネーム, 3)現住所(日本国内なら市町村単位), 4)誕生日, 5)血液型, 6)出身地(日本国内なら市町村単位), 7)趣味(映画鑑賞・スポーツ・スポーツ観戦・音楽鑑賞・以下略), 8)職業, 9)所属(会社名や学校名)
また「好きな何とか」として映画、音楽、飲食物などなど。
一部は非公開に設定できるものの、当然mixi運営者には登録情報及びそれ以上の情報が筒抜けである。
大体13章のタイトルは「クッキーの使用等」である。
「等」って何でしょうか。
文中にて記載されている「ユーザーに関する情報」とはcookieより取得した情報のみを指すのではなく、mixiにユーザーが登録した情報を利用するものと解釈できる。
(性別、職業、年齢はcookieのみでは取得できない)
株式会社アイメディアドライブによるサードパーティクッキーについて記載した14章とは別の話なのだ。
個人が識別できるような情報が分析結果に含まれることはありませんと記載されているのでそれほどの問題は無いのやもしれないが、13章中には「分析結果」なるものがmixi内部のみの利用に留まるのか否かが判然としない。
これらの情報は単独であっても・またユーザーの挙動(どのようなリンクを踏むのか等)と組み合わせても、大変有用なマーケティング資料である。転売すれば(mixi上にて利用しようがしまいが)相応の利益が転がり込むだろう。
プライバシーポリシーを後になってから改訂するのでは、登録ユーザーの許諾を十分には得られないだろう。
「どこどこの誰さん」と特定されなかったとしても、プライバシーの侵害と受け止めるユーザーが存在するのは事実だ。しきい値は人それぞれである。
拒絶感を示す層が存在するのは明らかな事実だと認めてもらいたい。
断りとして
自分はmixiには有償で・料金を支払い参加している。だからこの手の議論に付き物の「無償サービスならば広告なり情報収集行為を受け入れるのは当然」との論点とはある意味で無縁である。
Acknowledge
このブログエントリに限らず幾つかのテーマにて、exさんより多くのアドバイスをいただきました。この場にて深く感謝いたします。
この記事へのコメント
こんばんは。
“推定無罪”アドウェア2種――Webroot 9月スパイウェアランキング http://japan.internet.com/webtech/20061004/3.html
の記事は既にご存知ですか?
「アドウェア」では、 これまでランキング上位を占めていた「WinAntiVirus Pro」と「WinAntiSpyware」がアドウェアカテゴリから外れたため、検知されなくなった。
それ自身を広告するのはアドウェアですよねぇ。BitDefenderの「試用版」がアドウェア認定されていたという過去事実があります。
ってことは、インストール後、ソフトそれ自身に対して(有料版を買えと)広告してないんでしょうか?
“推定無罪”アドウェア2種――Webroot 9月スパイウェアランキング http://japan.internet.com/webtech/20061004/3.html
の記事は既にご存知ですか?
「アドウェア」では、 これまでランキング上位を占めていた「WinAntiVirus Pro」と「WinAntiSpyware」がアドウェアカテゴリから外れたため、検知されなくなった。
それ自身を広告するのはアドウェアですよねぇ。BitDefenderの「試用版」がアドウェア認定されていたという過去事実があります。
ってことは、インストール後、ソフトそれ自身に対して(有料版を買えと)広告してないんでしょうか?
Posted by itochan
at 2006年10月04日 18:58
いずれもアドウェアではないでしょう。
拡大解釈し、「体験版インストール後に有料版購入を迫るものは全てアドウェア」とすれば、世の中の多くのソフトウェアが含まれてしまうような。
追記として。
「これ自体」は新たなマルウェアをダウンロード・インストールもしません。更には「これ自体」は個人情報の流出には繋がりません。
我々が最も注目しなければならないのは、Bogus wareがどのような経路・手法にて導入・または導入を促されるかという部分です。
「アンインストーラーの利用で除去できた万歳」なる風潮に対し不満を感じるのは、そのような理由に基づくものです。
拡大解釈し、「体験版インストール後に有料版購入を迫るものは全てアドウェア」とすれば、世の中の多くのソフトウェアが含まれてしまうような。
追記として。
「これ自体」は新たなマルウェアをダウンロード・インストールもしません。更には「これ自体」は個人情報の流出には繋がりません。
我々が最も注目しなければならないのは、Bogus wareがどのような経路・手法にて導入・または導入を促されるかという部分です。
「アンインストーラーの利用で除去できた万歳」なる風潮に対し不満を感じるのは、そのような理由に基づくものです。
Posted by Luca
at 2006年10月04日 20:50
記憶があいまいですが、「BitDefenderの試用版」は、「試用期限が切れました、以後セキュリティは有効ではありません」というような「ポップアップ警告」が出てたんだと思います。(記憶はあいまいです)
>どのような経路・手法にて導入・または導入を促されるかという部分
ですね。
「奥さん歯ブラシ買ってよ」っていう押し売りの文句(テンプレ)がありますが、歯ブラシやゴムひもの品質についてどんな調査をしようと、押し売りを止めさせる原動力にはなり得ません。
>どのような経路・手法にて導入・または導入を促されるかという部分
ですね。
「奥さん歯ブラシ買ってよ」っていう押し売りの文句(テンプレ)がありますが、歯ブラシやゴムひもの品質についてどんな調査をしようと、押し売りを止めさせる原動力にはなり得ません。
Posted by itochan
at 2006年10月06日 02:02
>「試用期限が切れました、以後セキュリティは有効ではありません」
いや、それはある意味で必須のような。
エンドユーザーに購入・アンインストールを促す方が、期限切れで十分な機能を発揮できないソフトウェアを利用し続けるよりも望ましいでしょう。
いや、それはある意味で必須のような。
エンドユーザーに購入・アンインストールを促す方が、期限切れで十分な機能を発揮できないソフトウェアを利用し続けるよりも望ましいでしょう。
Posted by Luca
at 2006年10月06日 07:28
必須かどうかは、アドウェア認定には関係ないでしょう、たぶん。
WinAntivirusとかも類似の「セキュリティが不完全だから、さぁ買え」というポップアップが出ているのではないかと思うのですが。
次の記事の、「セッション情報入りURL」というのがクッキーの使用「等」に当るんじゃないかと思ってコメント。
クッキー以外に個人を特定・追跡できる方法があって(IP保管とか)、「この人はトラッキングクッキーを消した人だ」というタグ付けがされたら面白い(おもしろくない)
同じ学校のPCからアクセスする等して同じIPの人が「複数アカウント」とみなされて強制退会されているらしく、接続IPをログして「利用」していることは周知の事実です。
WinAntivirusとかも類似の「セキュリティが不完全だから、さぁ買え」というポップアップが出ているのではないかと思うのですが。
次の記事の、「セッション情報入りURL」というのがクッキーの使用「等」に当るんじゃないかと思ってコメント。
クッキー以外に個人を特定・追跡できる方法があって(IP保管とか)、「この人はトラッキングクッキーを消した人だ」というタグ付けがされたら面白い(おもしろくない)
同じ学校のPCからアクセスする等して同じIPの人が「複数アカウント」とみなされて強制退会されているらしく、接続IPをログして「利用」していることは周知の事実です。
Posted by itochan
at 2006年10月14日 10:11
それでは家庭内でアカウントを共用している場合に留まらず、一台のパソコンを共用している場合であっても、複数アカウント所有扱いとなりそうですね。
実はクッキー話の原稿は数百行となっており、書いた自分でも整理がしんどい状態となっております。
あと2報程度続くやもしれません。
実はクッキー話の原稿は数百行となっており、書いた自分でも整理がしんどい状態となっております。
あと2報程度続くやもしれません。
Posted by Luca
at 2006年10月14日 20:02