2005年10月01日 - ペスト(pest) - 汎用性が高い定義

ペスト(pest)とは何だ?


 ペストパトロール社(CAにより買収)ではこれらのマルウェア及びその他を統合し「ペスト」と呼称する。
(この定義は範疇が広く、悪意があるソフトウェア以外のものまで含むのには注意)

 スパイウェア、ハッキングツール、トロイの木馬 etc マルウェア(不正プログラム)について(Ahkun)
 Computer Associates Security Advisor Center Glossary (CA)
 Computer Associates Spyware Information Center (CA)

(このように独自の用語を用いるのはある意味引っかかるのだが、混同される機会が多い単語の狭義・広義の定義を明瞭に区別するのに成功している)
 何故このような独自の用語を利用するのだろうか?「訴訟リスクを低減するためにペストと言う用語を使う」との主旨のコメントが書かれている記事があったのだが、釈然としない。

 同社は特定のプログラムを「ペスト」と呼ぶが、これはスパイウェアを正確に定義するのが難しいためだとPerryは述べる。ウイルスには明確な定義があるのに対し、スパイウェアの解釈は人によってまちまちである。
 また、スパイウェアのような非難めいた言葉を使って製品を分類することによって法的な問題に巻き込まれる恐れもある。こうした問題を回避するため、「ペスト」と呼ばざるを得ないスパイウェアがあるのも確かだとPerryは付け加えた。
 「ペストは適用範囲の広いカテゴリで、スパイウェアやアドウェア、ブラウザヘルプオブジェクトなどが含まれる。ウイルス作成者は、自分が作ったものがウイルスと呼ばれたからといって、訴訟を起こすことはまずない。しかし、われわれが突き止めたスパイウェア作成者のなかには、『どうして私のソフトウェアが悪質だと言えるのか』と怒る人がいる」(Perry)
CA:「最も大きな脅威となっているスパイウェアはKazaa」(CNET Japan)

 他人のブログに駄文を書き連ねてたらば、このようなコメントをいただいた(正直な話だが、当初は相手のプロフをろくに見ておらず、関係者だとは気付かなかった)。

 コンピュータペスト=マルウェアではないですね。コンピュータペストはPestPatrol社のビジネスのために利用されている用語であって、アカデミックに定義する次元と異なると思いますよ。
コンピュータ・ペストってなんだ?(パソコン安全教室)

 ペスト(Pest)がエンドユーザーの「直接的な脅威」とはならないものまで包括しており、その説明が至らないのは、あちらの舌足らずなためだとは思われるのだが。
 定義に関する説明はその製品のマルウェアやその他に対応するにあたってのポリシーなような物を結果として示すので、もう少し言葉が至らない点についての説明を加えてもらいたい。

 なおPestPatrol社は2004年8月、CAことComputer Associates International, Inc.(コンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル・インク)に買収されている。
 米CA、スパイウェア対策ベンダPestPatrol社を買収(CA)


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

このブログは、マルウェア(Malware)の定義(ウイルス・スパイウェア・アドウェア)(http://blog.lucanian.net/archives/50368862.html)を分割し、独立したコンテンツとしたものです。