2005年12月27日 - 商業サービスによる無断キャッシュ行為と著作権侵害

謎のミラーサイト


 最近妙に気になっていたのだが。Google検索するとそれを含むページとは全く無関係の、何とか.co.jpなるドメインのURIが表示される場合がある。
 一例として、このようなものである(ドメイン名などをここで晒すのは気の毒な気がしたので、書き換えてある)
 http://www.example.com/example/filter.php?offset=& q=http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20041024
 また現在のSempliceとしては、これ。
 http://www.example.com/example/filter.php?offset=&q=http://blog.lucanian.net/
 これより表示される内容は、こちらのサイトのコピー(キャッシュ?)である。

 http://www.example.co.jp/以下のURIにて表示される内容は具体的には、こちらのサイトを携帯より閲覧した状態の「完全なコピー」であり。そして最上部に以下のようなアンカーが2つ付いているだけである。
 ただこのような1行がおまけ程度についているのが、唯一の違いだろうか。


 「Original Page」はキャッシュ元のURIへのリンクである、一応は。
しかしながら転載したとの事実を、全く明記していない点は、記憶していただきたい。

 これがどのようなサービスなのか、理解に苦しむのだが。
 検索エンジンやSEOに詳しい方ならば、そのような無関係のURIより全く同じ内容のページをネット上に公開されると、場合によってはミラーページと判断されたり、また本来こちらへ来るべきユーザーが全く関係の無いサイトへ誘導される可能性があるとは気付くだろう。

 またそのようなSEO的視点とは別問題としてですね。
 このような転載の事実をはっきりと明記しない無断キャッシュは、単なる著作権侵害行為である。
 「Original Page」にリンクを貼ってるから問題無い?いや、違う。
 例えばGoogleやYahooでは、キャッシュページにははっきりと引用の事実を明記している。以下はそれぞれmicrosoftを検索し一番上位に表示されたページのキャッシュである。




 サービス利用者ならば、そんな事は承知しているだろうって?
 いや、それも違うのだよ。
 このサービスは、利用者がサービスを利用したらばそのURIを元に無断で(引用の事実を明記しない)キャッシュページを作成する。そしてそれを利用していない全く無関係のユーザー及び検索エンジンより閲覧できる形でWebに公開するのだ。
 しかも「自社ドメインを含むURIの一部として」。
 現に自分は、Google検索にてこの著作権侵害行為を発見した。これは少なくともGoogleが、自分のBlogとこの何とか社の「キャッシュ」ページを別のものとして認識した結果だ。
 自社ドメインを含むURIにて「無断キャッシュ」をWebに公開するならば、引用の事実は明記するべきである。そのような対応がとられていない現状では、どう解釈していいのやら。

 まさかと思うが、(見逃してもおかしくないような)「Original Page」のリンクは、引用の事実を明記し十分に説明していると考える方が居るならば、それはおかしい。
 常識的に考えて、YahooやGoogleのようにそれははっきりと明示するべきである。

やっぱり著作権侵害としか捉えようが無い


 このサービスがどのようなものなのかは理解していないが。電話にて直接問い合わせたところ、担当者より以下のような話を伺った。

  1. (そのサービスは)携帯より閲覧するユーザーの利便性のためのキャッシュサービスである
  2. Googleにはこちらから(Googleのキャッシュを)削除するよう連絡しました


 何がどう問題なのか、全く理解していただけなかった感がある。
 Googleの件は、こちらが一例として取り上げただけであり。それは瑣末な事柄なのだよ。
 そこでこのように説明し要求した。

  1. 引用の事実を明記しない無断キャッシュは著作権侵害行為に過ぎない。大手検索エンジンのキャッシュページと同様に、引用の事実を貴社の「キャッシュ」ページに明記するべきである
  2. サービスを利用しないユーザーが外部よりそのキャッシュを閲覧できるのは、誤解を招く可能性があるので対応していただきたい
  3. 貴社が行っている「無断キャッシュ行為」に速やかに対応していただきたく、まずはSemplice及びLucablogの無断キャッシュは削除してもらいたい
  4. 2-3ヶ月後に様子を見るが、改善されていなかったらば法的手段による解決をとる


お詫び


 電話にて対応していただいた女性に、全力で怒気をぶつけてしまいました。
 こちらがムッとしているのは貴社が提供しているサービスにおける著作権への軽視な姿勢であり、電話オペレーター個人ではありません。
 その点は平にお詫び申し上げます。

この記事へのコメント
件のドメイン(www.u○○.co.jp?)のキャッシュは、
現在はNot foundで見れないようです。。
公開を停止したのかも
Posted by monasan at 2005年12月28日 11:13
monasanさん、こんばんわー。

昨日電話にて連絡した直後に、このブログ及び旧ブログのキャッシュを削除していただいたようで。

先ほどYahoやgoogleなど代表的サイトのURIで試しましたが閲覧できず。
(対策、早!!!!)

Posted by Luca at 2005年12月28日 18:51