2005年12月11日 - WindowsMeの起動フロッピーディスク

起動フロッピーディスクとは


 Windows98、WindowsMeの起動フロッピーディスクをご存知だろうか?今更の感はあるんだが。
 なおマイクロソフトは「起動ディスク」と呼称し、ネット上では多くのサイトが「起動FD」と呼称しているが、この場では混同を避ける目的で「起動フロッピーディスク」として扱う。

 これは障害発生時に利用するツールで、Windowsが起動できない場合などに重宝する。相応に多機能で便利であるが、NTFSのボリュームには利用できないためWindows2000やWindowsXPを修復するには難がある。
 作成方法はWindows Me で起動ディスクを作成する方法(Microsoft)を見ての通り、大変簡単なものなのだ。Windows2000やWindowsXPでの回復コンソール以上に役立つ場合もあるため、WindowsMeを利用しているならばとりあえず何かの事態に備え準備しておくべきだろう。
 その他の機能はContents of the Windows Millennium Startup Disk(Microsoft)に掲載されているファイル名を眺め、使えるコマンドを何となく推察してもらいたい。

 起動フロッピーディスクより行う(やや風変わりな)操作の一例として、レジストリを復元するには(Microsoft)で紹介されているように「scanreg /restore」にてMicrosoft レジストリ チェッカーを起動し、レジストリを以前の状態に戻す、とか。
 マルウェア感染後に感染中のマシンのOSを起動すれば、被害が拡大する可能性があるのだが。汚染されたパソコンをOSを起動せずに「何とかやりくりする」には、(既存のファイルを上書きされていない場合ならば)対応策の1つとしては有用だろう。

 なおAllBootDisks.com(http://www.allbootdisks.com/Languages/jp/index-jp.html)のように、Windowsの起動フロッピーディスク作成ツールをダウンロードできるサイトが存在するんだけど。これって合法的な行為なんですかね?

起動フロッピーディスクは、どのマシンへも使えるのか?


 WindowsMeの起動フロッピーディスクを、他のパソコンへの障害対策ツールとして利用したいのだが。今時は光学ドライブが無いパソコンもあるし、外付けフロッピーディスクドライブよりブートできない場合もあるだろう。
 そこでこれをCD-Rに焼き、フロッピーディスクドライブが無いパソコンにて利用したらばと考え。
 その際にですね、頭を過ぎった疑念なんですが。
 これを他のパソコンにて利用すれば、著作権侵害・ライセンス侵害などの宜しくない状態に陥るのでは?
 しかしマイクロソフトのサイトには、この起動フロッピーディスクを他のマシンにて利用するとしか読み取れないページもあったりしまして。例としてWindows XP を修復インストール (再インストール) するには(Microsoft)にて掲載されている「起動ディスクを使用して、再インストールするには」の項目

 Contact Us マイクロソフトへのご意見・ご要望(Microsoft)のフォームより問い合わせたらば、charset="iso-8859-1"の凄まじい文字化けメールの返信が。とりあえずサポートに電話しろ、の意味らしい。
 マイクロソフト カスタマーインフォメーションセンター(Microsoft)に掲載されている電話番号に、電話にて問い合わせたのだが。

 Luca asked:
 1)Windows Meの起動フロッピーディスクを他のマシンから作成し、Windows MeがインストールされていないWindows XPマシンにて利用するのは、ライセンスなり著作権に違反?
 2)またデュアルブートでCドライブにMe、DドライブにXPの場合、このCドライブのMeより作成した起動フロッピーディスクは?

 Support said:
 1)元々はWindowsMeであったパソコンに、ライセンス上問題が無いアップグレード版XPを利用するためならばOK。
 2)OEM版・メーカープリインストールのWindowsMEより作成した起動フロッピーディスクは、場合によってはライセンスに抵触する可能性がある。
 3)正規版で別のマシンで一切利用していないライセンス状問題が無いWindowsMeを使う場合はOK。

 つまりあるパソコンに正規版WindowsMeをインストールし起動フロッピーディスクを作成。
 次に、パソコンにインストールしている正規版WindowsMeをアンインストール。
 そうすれば、その起動フロッピーディスクを他のパソコン上にて利用しても構わないとの回答だった。


 Luca asked:
 以前こちらは、Microsoftに問い合わせた際に、他のパソコンにWindows Meの起動フロッピーディスクを利用した操作について伺った記憶があります。
 また貴社のWindows XP を修復インストール (再インストール) するには(Microsoft)にて掲載されている「起動ディスクを使用して、再インストールするには」の項目にて、堂々と「Windows 98 または Windows Me の起動ディスクを使用します」と記載されているのは、不法行為になるのでは?

 Support said:
 これらはあくまでも技術的な話であって、法的な問題とは別の話です。

 嗚呼、そうですか


 Luca asked:
 WindowsMeの起動フロッピーディスクを、ブータブルCD-Rとし。そして起動フロッピーディスクを廃棄した場合、ライセンスに抵触するのか?

Support said:
 明日ご連絡いたします。明日と言っても、それは明日に確実に連絡するとの意味ではありません。

 そして現在、数日間放置されております。

(課題)起動フロッピーディスクを用いたXPの修復


 何らかのマルウェアに感染し、これを駆除できない・もしくは極めて困難であると想定される場合に、これを活用できないものかと。

  1. NTFS DOSなどを利用し、これよりNTFSでフォーマットされたパーティション中のファイルを操作したい
  2. NTFSをFAT32に変換してしまうのは、アイディアとしては保留
  3. 起動フロッピーディスクよりC:\WINDOWS\system32\Restore\rstrui.exeを実行し、システムの復元機能を利用できないだろうか



この記事へのトラックバック
こんにちは。semplice:windowsmeの起動フロッピーディスクを興味深く読ませていただきました。勉強になりました。windows me、終わっちゃうんですねぇ。なんか残念です。
NWB研究【ぽぷらびず】at 2006年06月15日 06:59
この記事へのコメント
Lucaさんのところへ書き込むのは久しぶりです。
内容が難解なので、なかなか私の出る幕はないからです。
ところで、98やMeの起動FDについては、経験上からみれば、MSはまったくアホとしかいいようがない。ライセンスがどうのこうのではなく、商法上の契約行為に違反しているのは、MSに他ならないのですね。
これはソフトウェアという、物なのか何なのか判別できにくいものを売って設けているから、一般的な判断をしにくくしていると思うのです。
細かい契約はどうあれ、お金を出して買った物は、自分の物な訳ですから、その後は煮て食おうと、焼いて食おうと所有者の自由なはずです。この考え方は、どの法律よりも優先する憲法の概念に基づくものです。
もし特別法が、憲法に違反していたとすれば、それは必然的に無効となります。訴訟を起こすのは自由ですが。
(続く)
Posted by ベルモンツ at 2005年12月20日 12:43
(続き)
閑話休題。私が初めって買ったPCにはWin98SEがプリインストールされていましたが、生憎マシンにFDDが内蔵されておらず、リカバリーは外付USBFDDを使用する仕様でした。
ところが、この仕様だと、起動FDが作成できないのでした。
この頃お世話になったイメージリカバリーアプリのHD革命ですが、リカバリーFDを作成するためには、起動FDを必要としたのです。
さて困りました。この時点で他のPCで作成したものを使用するのがライセンス違反だというなら、起動FDが作成できない状態のWin98SEをかわせたこと自体、商法に違反するではないですか。
(続く)
Posted by ベルモンツ at 2005年12月20日 12:45
(続き)
仕方なく、家族が使用していたノートPCで作成したものを使用して、HD革命の起動FDを作成しましたよ。
これらの出来事は、MSのライセンスに関わる内容が既に、他の法律に充分違反していると考えられますから、MSにライセンスがどうのこうのと主張する資格はないのです。
机上の空論よりも、実態に即した考えが法律では運用されるのが常識ですからね。
長くなりました。それではまた。
Posted by ベルモンツ at 2005年12月20日 12:47
OSプリインストール機であれば、ライセンスの問題はMSではなくパソコンのメーカーが扱う範疇になってしまうんですよね。

そのHD革命の起動FDは、どのようにして作成されるものなんでしょうか。
何だかお話しを伺った限りでは、かなり作成に手間がかかる品のように思われますが。
Posted by Luca at 2005年12月23日 18:50