2005年02月13日 - Windows AntiSpywareを狙うトロイ

 何だかこのcnetのニュースを、凄い大事件として扱い取り上げてる所もあるけど。それほど驚くほどの話ではない。

 「Bankash-A」と呼ばれるこのトロイの木馬について、ウイルス対策専門家らは、まだベータテスト中のWindows AntiSpywareを狙った初めての悪質なソフトだと述べている。
 Sophosのシニア技術コンサルタント、Graham Cluleyは声明のなかで、「これは、Microsoft AntiSpywareを無力にするマルウェアとしては初めてのもののようだ。同製品が正式版となり、個人ユーザー市場に浸透し始めると、その効力を損なわせるようなトロイの木馬やウイルス、ワームの攻撃もさらに増えるだろう」と述べた。
マイクロソフトのスパイウェア対策アプリ、はやくもトロイの木馬の標的に(CNET Japan)


 このような話はありがちで、今まで何度もあったし。Norton Anti-virusなどの割とメジャーなアンチウイルス製品では日常茶飯事である。
 マイクロソフト製であった点で、よりセンセーショナルな印象を受けるのかなあ。
 サードパーティのアンチウイルスソフトによっては、ソフトがマルウェアに改変されていないかをチェックする機能を搭載していたりもする。
 (もちろんこれは、丸ごと無効化されるようなアタックには無効である)
 またスパイウェア対策ソフトウェアの使用やアップデートを妨害するのも、何度も聞いた話だ。

 一部の対策ソフトウェア提供元による寡占化の問題も取り沙汰されているんだけど。この記事はマルウェア対策ソフト業界の「多様性」を維持する必要性を示してるような印象がある。Microsoft以外のサードパーティの製品が提供するサービスが存在し得る(存在しなければならない?)意義のような。
 つまりA社製品による対策から逃れたマルウェアが、B社製品では検出できる、みたいな可能性を示唆しているんではないかと。

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このブログは、Lucablog 2005-02-12 Windows AntiSpywareを狙うトロイ(http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20050212#p1)を修正・加筆し移転したものです。