2005年02月12日 - MicrosoftによるSybari Software買収

 勉強不足のためもあり、Sybari Softwareが何をやってる企業なのか知らなかったんだけど。この企業をMicrosoftが買収したのだ。

 Sybari(本社:ニューヨーク州)は、Microsoft ExchangeやLotus Notesに対応するセキュリティソフトウェアを開発する非公開企業。フィルタリングソフトの「Antigen」のように、同社の技術はウイルスやワーム、スパムを撃退するように設計されている。
MS、ウイルス対策ソフトウェアベンダーを買収(CNET Japan)

 pcwebの方がもう少し詳しい。

 米Microsoftは、ウイルス対策、スパム対策、コンテンツフィルタリング技術などを提供している米Sybari Softwareの買収に関する正式な発表を行った。
 Microsoft CIOのRon Markezich氏は「我が社が買収を行う時は、技術投資の一環であるケースも少なくない。例えば、GeCAD Softwareを買収することで、Blaster/MyDoom/Sasserなどの駆除ツールを提供できるようになり、Microsoft Malicious Software Removal Toolを1億3,300万台以上のPCにダウンロード提供可能となった。昨年12月にGIANT Company Softwareを買収することで、Microsoft Windows AntiSpywareのβ版を提供できるようになり、これまでに550万件以上のダウンロードが記録された。
次なる一手も視野に!? Microsoftがウイルス対策のSybari Softwareを買収(MYCOM PC WEB)

 pcwebの記事の一番最後の部分は、このMicrosoftのプレスリリースからの引用のようなのだが。どうもこの辺を読むと、エンドユーザー向け製品ではなく、メールサーバーなどでのスパム対策やウイルス対策製品を販売するためのような。

"We've been able to provide sophisticated, comprehensive protection for millions of mailboxes worldwide, and we're excited that through the addition of Microsoft's expertise and contribution, these solutions will be available to even more businesses," said Robert Wallace, president and CEO of Sybari Software. "We're proud of the effectiveness of our antigen products in providing protection against malicious software." Microsoft to Acquire Enterprise Anti-Virus Security Provider Sybari Software(Microsoft)

 Microsoftによるセキュリティ対策製品ベンダーの買収がどんどん進んでいるのは、どのような意味合いを持つのか興味がある。
 マルウェア対策の分野への進出は、既存のメーカーの利益なり地位を脅かすのか?もしそのような強引な戦略を取れば、いかにマイクロソフトと言えども袋叩きだろう。これまでサードパーティのベンダーが、Microsoft(もしくはその他のメーカー製OS)のために、アンチウイルス機能を持った製品やセキュリティ対策のソフトを販売し、そして影ながら(場合によってはもっとアクティブな形で)支えてきたのだから。
 そしてこれらサードパーティの企業の業績や経験、技術力に負う部分は、今後もずっと求められるように思われる。
 またニッチをサードパーティのメーカーのために余し多様度を維持すれば、何かのインシデントにより「丸ごとボカン」的災害、catastropheを避けられそうな。

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このブログは、Lucablog 2005-02-12 MicrosoftがSybari Softwareを買収(http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20050212)を修正・加筆し移転したものです。