2004年11月15日 - スパムメールの件名から送信者の悲哀を感じる

 最近スパムメールとか迷惑メールの件名が罠っぽく、うっとおしい。
 「メアド変えました」「覚えてる?」「掲示板見たよ」「ごぶさたですけど!」「アドレス変わりました? 」
 こんなの送られたら、どこかで知り合った人からのものと勘違いして開くのだろうか。

 このような記事があった。友人知人を装うような悪質なスパムは、いずれ法律の網にかかるようだ。

 「元気?」と友人を装って送るなど手口が巧妙化している迷惑メールについて、総務省は15日、規制強化の方針を固めた。携帯電話やパソコンなど不特定多数のアドレスに一方的に送信する迷惑メール規制は、現行の特定電子メール法では広告メールだけが対象のため、友人偽装型などのメールを新たに対象に加える。
 総務省の「迷惑メールへの対応の在り方に関する研究会」が同日、規制メールの対象拡大などを盛り込んだ規制強化の素案を発表。意見募集した上で来年の通常国会に同法改正案を提出する。
「友人偽装」なども規制へ 迷惑メール巧妙化で法改正(flash24)


 最近しみじみと感じるのだが。
 これらの友人知人を装う悪質なスパムメールは、ひょっとしたらばなのだが、送信した業者の担当者が受け取りたいと希望している内容なのではないかと言う点だ。
 つまり考え抜いた件名は、送信者自身の悲しい過去や人生の悲哀を含むような気がする。馬鹿っぽい本文は、何か歪んだ妄想が為せる業なのだろう。

 「メアド変えました」「アドレス変わりました? 」、これは以前何度かメールのやりとりをした相手に何度送信しても無視された悲しい経験を持つのだろう。
 「覚えてる?」「ごぶさたですけど!」、はるか昔に振られた女からのメールを膝を抱えて待っている日々なのか、寂しすぎるぞ。
 「掲示板見たよ」、日頃どこに書き込んでも無視される駄文しか書けない奴なんだろう。
 「友達募集!」、誰からも慕われない悲しい日々に対するうっぷんとしか思えない。
 「セフレになってください」、あーどっかの風俗にでも行って下さい。

スパムと法の規制


 「特定電子メールの送信適正化に関する法律」と「特定商取引に関する法律の改正」以後、スパムに対する規制は一見厳しくなったように思い込んでいたのだが。
 これにより件名に「未承諾広告※」と表記し、送信者はその住所と電話番号を書き、そしてスパムの配信停止を要望する方法を明記するよう定められた。
 ところが全く件数は減らないのだな。

スパムについて最もわかりやすい解説は、迷惑メールを受け取ったら(JAIPA:日本プロバイダー協会)なのだが。

 世の中には配信停止処理をするように推奨するアドバイスを書くサイトも多々あったのだが*1、ここではこのように適切な処置を(つまり放置すべしと)明記している。


 返信することは得策ではありません。あなたのメールアドレスが有効であることを悪質業者に教えてしまうことになる可能性があります。
「違法ではないが迷惑なメールを受け取ったら(JAIPA)


 情報提供するとしたらば、このような窓口がある。
 「迷惑メールに関するご相談、お問合せ、情報提供は、特定電子メール送信適正化業務を行う指定法人である日本データ通信協会において受け付けています」と総務省の迷惑メール対策ページにて書かれているのだ。
 特定電子メールの送信適正化に関する法律(財団法人日本データ通信協会)

 特定商取引に関する法律に抵触する場合は財団法人日本産業協会になるらしい。
 再送信禁止義務違反メールの情報提供について(財団法人日本産業協会)
 表示義務違反メールの情報提供について(財団法人日本産業協会)

*1:ここではそのような不適切な処置をユーザーに推奨した幾つかの対策相談サイトの名前は出さないでおくのだが。このような無理解がスパム業者の名簿作成に手を貸してしまい、より多くの被害者を生んだ歴史は知ってもらいたい。下手に配信停止処理を行うと、それは利用中のメールアドレスと判断され、裏での名簿価格は上がり、より一層頻繁にスパムが送信されるようになるのだ。

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 出会い系スパム中の登場人物と名前

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 このブログは、Lucablog 2004-11-15 スパムメールの件名に透けて見える、送信者の悲哀(http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20041115)を修正・加筆し移転したものです。