2004年11月13日 - 盗用した卒論がネット上に公開されているんだが
大学の卒業論文は大学在学中の集大成であり、それは学生個人の業績として評価されるものである。最近ではこれをネット上に成果発表の形で公表している大学・研究室も散見される。専門学校の卒業研究(場所により呼び名は異なる)などもそうだ。
以前から気になってたんだけど、最近調べ物をやってる過程で改めて認識した話がある。
どこかのメーカーや団体のサイトの文書を盗用して卒論に仕立て上げている例が、多数存在するのだ。
このような公の性質が高い文書中に他人の文書を引用の事実も記載せずに盗用すれば、ネット上に公開されて第三者の目に晒され発見されるとは予期できなかったんだろうか。
これらは個人の汚点の証拠として永久に残るのにも関わらず、だ。
(この場合の盗用とは単語の解釈などの知見を参考にする程度ではなく、引用の事実を記載せずに、いずこからかの文書を数行から数十行、数百行にわたってそのまま丸写しして記載しているような悪質なものを指す)
具体的にどこの大学のどの研究室のどれがとは、この場では指摘しないでおくが。
(そこまで鬼ではないし、それにここで晒すよりは関係者に通報する方がよりスマートだ)
ウイルスやマルウェア関連の内容を含む卒論で、このような盗用を多数発見できるであろう。
しかもだな、所属する大学・学部・研究室・氏名・学年などとセットで公開されているので、一瞬でこのような卒論を書いた学生の身元を特定できてしまう。
まずはこの辺を見てもらいたい。
Symantec Security Responseのreference area
http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/index.html
Trend Microのウイルス対策基礎知識 - 用語集
http://www.trendmicro.com/jp/security/general/glossary/overview.htm
IPAのコンピュータウイルス用語集
http://www.ipa.go.jp/security/virus/beginner/dic/dic_top.html
McAFEEのウイルス用語集
http://www.mcafeesecurity.com/japan/security/glossary.asp
検索するコツとしては。
じっくり調べればかなりの数の盗用を含む卒論が見つかり、その実体に驚くであろう。
タチが悪い一例として、複数の企業・団体の文書を、卒論中の文書全体の少なくとも20から30%は盗用しそのまま丸写しして利用しているものもあった。
こんな奴にセキュリティがうんぬんとか、ユーザーの倫理がなんて言われたくないような。
知人から最近面白い話を教わったんで紹介する。
どこかのメーカーの技術情報に含まれる単語やフレーズなどをGoogleで検索すると、それを転載した個人サイトが上位表示される例がある。
そのうちの何割かは、引用元を明らかにしていない。
厳密に考えれば盗用なんだが、他愛の無いものが多いし個人レベルなんで、それは著作権に対する理解不足や「引用元をたまたま書き忘れた」と言う事で許されるかもしれず。
しかし教えてもらった中には、法的に危険なのではと思われるレベルのものが幾つかあった。
紹介された例として、一字一句メーカーのページと同一だったり、何行にも渡って引用しつつ助詞や言い回しを変えただけの確信犯なものもあった。
これっていいのかな・・・・・・
具体的にはどこかの業者の公的サイトのユーザー向けページとか。ニュース系ポータル、どこかの団体の何とか対策情報とか。
また雑誌や有名なサイトで何度か名前を目にする、誰でも知ってる有名人が書いた記事の「引用元」も教えてもらった。
それも一人や二人ではない。
それらとは逆に、ネット上で極めて知名度が高い個人サイトの内容を、某ニュースポータルの特集記事が丸ごと書き写している例もあった。
(逆恨みでもされたら嫌だし、教えてくれた知人に了解を得ていないんで、この場では具体的には紹介しないでおく)
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このブログは、Lucablog 2004-11-13 盗用を含む卒論がネット上に公開されているんだが(http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20041113)、Lucablog 2005-01-16 GoogleでのPhrase searchの凄さ(http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20050116)を修正・加筆し移転したものです。
以前から気になってたんだけど、最近調べ物をやってる過程で改めて認識した話がある。
どこかのメーカーや団体のサイトの文書を盗用して卒論に仕立て上げている例が、多数存在するのだ。
このような公の性質が高い文書中に他人の文書を引用の事実も記載せずに盗用すれば、ネット上に公開されて第三者の目に晒され発見されるとは予期できなかったんだろうか。
これらは個人の汚点の証拠として永久に残るのにも関わらず、だ。
(この場合の盗用とは単語の解釈などの知見を参考にする程度ではなく、引用の事実を記載せずに、いずこからかの文書を数行から数十行、数百行にわたってそのまま丸写しして記載しているような悪質なものを指す)
具体的にどこの大学のどの研究室のどれがとは、この場では指摘しないでおくが。
(そこまで鬼ではないし、それにここで晒すよりは関係者に通報する方がよりスマートだ)
ウイルスやマルウェア関連の内容を含む卒論で、このような盗用を多数発見できるであろう。
しかもだな、所属する大学・学部・研究室・氏名・学年などとセットで公開されているので、一瞬でこのような卒論を書いた学生の身元を特定できてしまう。
まずはこの辺を見てもらいたい。
Symantec Security Responseのreference area
http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/index.html
Trend Microのウイルス対策基礎知識 - 用語集
http://www.trendmicro.com/jp/security/general/glossary/overview.htm
IPAのコンピュータウイルス用語集
http://www.ipa.go.jp/security/virus/beginner/dic/dic_top.html
McAFEEのウイルス用語集
http://www.mcafeesecurity.com/japan/security/glossary.asp
検索するコツとしては。
- 知名度が低い(検索結果表示数が少ない)単語を狙って検索する。メーカー独自の用語が望ましい。
- Googleで個別の単語のみではなく、幾つかの複数の単語を含むフレーズを丸ごと検索する。つまりは上記で記載したサイトの文書に含まれる文章、「XXXはXXXXでXXなXXXXXである」などで検索してもらいたい。
じっくり調べればかなりの数の盗用を含む卒論が見つかり、その実体に驚くであろう。
タチが悪い一例として、複数の企業・団体の文書を、卒論中の文書全体の少なくとも20から30%は盗用しそのまま丸写しして利用しているものもあった。
こんな奴にセキュリティがうんぬんとか、ユーザーの倫理がなんて言われたくないような。
盗用問題は、個人レベルに留まらない
知人から最近面白い話を教わったんで紹介する。
どこかのメーカーの技術情報に含まれる単語やフレーズなどをGoogleで検索すると、それを転載した個人サイトが上位表示される例がある。
そのうちの何割かは、引用元を明らかにしていない。
厳密に考えれば盗用なんだが、他愛の無いものが多いし個人レベルなんで、それは著作権に対する理解不足や「引用元をたまたま書き忘れた」と言う事で許されるかもしれず。
しかし教えてもらった中には、法的に危険なのではと思われるレベルのものが幾つかあった。
紹介された例として、一字一句メーカーのページと同一だったり、何行にも渡って引用しつつ助詞や言い回しを変えただけの確信犯なものもあった。
これっていいのかな・・・・・・
具体的にはどこかの業者の公的サイトのユーザー向けページとか。ニュース系ポータル、どこかの団体の何とか対策情報とか。
また雑誌や有名なサイトで何度か名前を目にする、誰でも知ってる有名人が書いた記事の「引用元」も教えてもらった。
それも一人や二人ではない。
それらとは逆に、ネット上で極めて知名度が高い個人サイトの内容を、某ニュースポータルの特集記事が丸ごと書き写している例もあった。
(逆恨みでもされたら嫌だし、教えてくれた知人に了解を得ていないんで、この場では具体的には紹介しないでおく)
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このブログは、Lucablog 2004-11-13 盗用を含む卒論がネット上に公開されているんだが(http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20041113)、Lucablog 2005-01-16 GoogleでのPhrase searchの凄さ(http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20050116)を修正・加筆し移転したものです。
この記事へのコメント
すこしだけ反論させて戴きます。
もちろん、盗用している事例も多いのでしょう。
でも、近年は大学と企業(とくにコンサルなど)が一体になって研究を行なうことが増えています。
そのため、大学の学生が企業の研究の一部を行なうかわり、企業が行なった研究を卒論で使わせて貰うということもあります。
また、自治体の実験を行なうかわり、自治体のデータを貰う、などもあります。
この場合、卒論の内容と企業の発表が重なって当然ですが、そうした事例もいくつかはあるのではないかと愚考致します。
もちろん、盗用している事例も多いのでしょう。
でも、近年は大学と企業(とくにコンサルなど)が一体になって研究を行なうことが増えています。
そのため、大学の学生が企業の研究の一部を行なうかわり、企業が行なった研究を卒論で使わせて貰うということもあります。
また、自治体の実験を行なうかわり、自治体のデータを貰う、などもあります。
この場合、卒論の内容と企業の発表が重なって当然ですが、そうした事例もいくつかはあるのではないかと愚考致します。
Posted by 大学院生
at 2007年02月09日 07:16
ご指摘のような事例が存在するのは承知しております。
ですから「引用の事実を掲載」「データの出所を記載」「謝辞なり引用文献に記載」が求められるのです。
2年前にこのブログエントリーを掲載するに当って見つけた事例の多くは、上記3点を一切満たしておらず。
メーカーのホワイトペーパーなどより文章を丸ごと数十行単位でコピーしたものであると断りを入れておきます。
ですから「引用の事実を掲載」「データの出所を記載」「謝辞なり引用文献に記載」が求められるのです。
2年前にこのブログエントリーを掲載するに当って見つけた事例の多くは、上記3点を一切満たしておらず。
メーカーのホワイトペーパーなどより文章を丸ごと数十行単位でコピーしたものであると断りを入れておきます。
Posted by Luca
at 2007年02月09日 20:18