2007年09月01日 - JWordのPocketPetは有用なサービスではない
あのJWordが新たなサービス、PocketPetを開始したそうだ。
一見すると関連情報や外部の動画や画像などを提供、ブログ検索状のものやWikipediaの関連項目まで紹介し、凄く便利な情報検索・収集ツールであるように見える。
Intrernet Explorerのセキュリティ設定を中にして、スパイウェアを検索(http://pocket.jword.jp/search/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2)。
写真や動画、またおすすめ・ウェブ・ブログ・知恵袋・ウィキペディアなどの項目が表示される。下部には「スパイウェア」に関連する本として、amazonよりの宣伝が表示された。
付加価値が高い、ですか。
「価値」とは誰が決めるんだろうか。
キーワード検索の結果、関連情報を集約的に得られる - それがどのような基準で得られ表示されたものかはともかく - ユーザー?
それとも壮大な規模でお小遣い稼ぎを行うJWordにとっての価値か?
PocketPetで検索した際に表示される「おすすめ」。
ウイルスだったらばトレンドマイクロ社やsymantec社やキングソフトが表示されるんですが、リンク先はいずれも「http://rc20.overtune.com/」以下のものである。
では、overtuneの会社概要ページを閲覧してみよう。
もちろんLucaさんは、overtuneがWeb上で重要な存在であるのは知っている。
具体的な仕組みとOverture Services, Inc.との関係は、自分が感知する所ではない。
だけどさ。
いずれの検索結果にても、それほど重要ではないようなもの(スポンサー企業?)が多数含まれる「おすすめ」は、検索連動型広告(になるのかな?)に過ぎない、単なるお小遣い稼ぎにしか見えないんだ。
実態としてはあるキーワードを元に検索したとしても、JWordかGMOかOvertuneか知りませんが、エンドユーザーにとってさほど必要性も無い・かつ意味が無い広告リンクがかなり含まれているような。
これって本当に「有用」なのか?
あまり検索される機会も少ないようなキーワードや、新しい用語をPocketPetで検索した場合には、「おすすめ」は表示されない。
検索結果画面の左上に幾つかの画像が表示され、彩りを添えている。
これらの画像は、JWordが独自に収集したものではないし、ネット上に存在する無数のサイトよりかき集めるGoogleのイメージ検索のようなものでもない。
PocketPetでは単に、写真を投稿したり共有する外部のサービスのflickr.comにユーザーが投稿した画像のタイトルもしくはTagsより、検索したキーワードとマッチするものを探して表示しているに過ぎない。
flickr.comの日本人利用者はそれほど多くないと推察されるため、PocketPetにては英単語を検索した際には多くの画像 - 玉石混合だが - が表示されるものの、日本語の単語では少ない数しか表示されない傾向がある。
日本語検索サービスを売り物にするJWordとしては、どうなんでしょうかね。
PocketPetにて検索した際に表示される項目「写真」なのだが、画像はどこかのテレビ番組をキャプチャしたように見える。
スパイウェアを検索した際に表示される、http://static.flickr.com/35/110957047_5695158bc9.jpg は、http://www.flickr.com/photos/kokorohamoe/110957047/によればブロードキャスターなるテレビ番組の名称がつけられていた。
ウイルスを検索した際に表示される、http://static.flickr.com/50/110957062_b795df4b1a.jpg もhttp://www.flickr.com/photos/kokorohamoe/110957062/ よりブロードキャスターなる番組名が記載されていた。
(ブロードキャスターはTBSのニュース番組である)
PocketPetでの「写真」は、www.flickr.comに投稿された画像よりキーワードを拾って自動的に表示するものであるらしい。
またアニメの名称で検索したらば、幾つかのテレビよりのキャプチャ画像が表示された。
果たしてこれは、フェアユースなのか公正な利用なのか。著作権の侵害行為なのか。
JWordに責任があるのか否か、誰にどれだけの責任があるのか。
自分にはよくわかりませんが、感じが悪いですね。
例として、スパイウェアの検索結果で表示されるページでは、Wikipediaに記載されている内容をインラインフレーム状にまるで自社コンテンツであるかのように表示しており、凄く気にかかってしまったのだ。
Internet Explorerの設定が「高」ならば、より露骨にコンテンツのかなり大部分をWikipediaよりの「引用」が占める画面を閲覧できるだろう。
ページ盗用問題のまとめ(2004年3月27日,絵文録ことのは)のような事例とは異なり、Wikipediaからの引用物であると明記されているので問題は無いのやもしれない。
Wikipedia:著作権(Wikipedia)は熟読し、一応は問題は無いらしいのだが。
よくあるスパムブログ - Wikipediaの文章を丸写しし、amazonのアフィリエイトで小遣い稼ぎし、自身によるコンテンツなんて皆無なものと雰囲気が似ているなぁと。検索エンジンスパム目的のね。
PocketPetによる検索結果に表示されるWikipediaの文章と、原文のスパイウェア(Wikipedia)を比較してみた。
冒頭の「ソフトウェア」は、Wikipediaではソフトウェア(Wikipedia)へのリンクとなっている。
だがPocketPetによる引用部分では「http://pocket.jword.jp/search/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2」にリンク先が書き換えられている。
それも一箇所や二箇所じゃない、Wikipediaのサイト内リンクのことごとくが、PocketPetで「引用」されるとPocketPetでのサイト内リンクに置き換わっているのだ。
正確にはリンクが絶対パス(http://example.com/aaa/bb/)ではなくいずれも相対パスではあるのだが、/wiki/が/search/に置き換えられ、PostPet用にカスタマイズされているのに気付くだろう。
wikipedia
<p><b>スパイウェア</b> (Spyware) とは、ユーザに関する情報を集めて記録し、さらには集めた情報を予め設定された特定の(情報収集者である)企業や団体・個人等に送信する<a href="/wiki/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2" title="ソフトウェア">ソフトウェア</a>のことである。</p>
PocketPet
<div class="wikibody"><p><b>スパイウェア</b> (Spyware) とは、ユーザに関する情報を集めて記録し、更には集めた情報を予め設定された特定の(情報収集者である)企業や団体・個人等に送信する<a href="/search/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2" title="ソフトウェア">ソフトウェア</a>のことである。</p>
検索エンジンボットによる巡回時に、多くのテキストをWikipediaより「引用」してポイントを稼ぎ、更にはサイト内リンクを稼ぐ目的でリンク先を書き換えているんだろうか。
自分や一般のBloggerがWikipediaよりの乗っかりブログを作って同様にリンクを書き換え盛大に宣伝したらば、ネット上で相当な非難を買いそうですね。
「いいえ」が無いJWord - クローズボックスのみでは明示的拒否の手段は不親切(2007年08月27日)
JWordが勝手に・無断でインストールされる理由と経路の謎(2006年08月29日)
JWordとcnsminのスパイウェア・ブラウザハイジャッカー疑惑(2004年10月30日)
2007年9月2日追記。
一見すると関連情報や外部の動画や画像などを提供、ブログ検索状のものやWikipediaの関連項目まで紹介し、凄く便利な情報検索・収集ツールであるように見える。
Intrernet Explorerのセキュリティ設定を中にして、スパイウェアを検索(http://pocket.jword.jp/search/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2)。
写真や動画、またおすすめ・ウェブ・ブログ・知恵袋・ウィキペディアなどの項目が表示される。下部には「スパイウェア」に関連する本として、amazonよりの宣伝が表示された。
PocketPetの検索ボックスにキーワードを入力して検索すると、ウィキペディアの該当項目へのリンクをはじめ、Webやブログ、Q&Aサイトの検索結果、Amazon.co.jpの関連書籍が表示される。また、Flickrからの画像やYouTubeからの動画も表示する。JWordでは、「多様な情報源から付加価値の高い情報を1つのページにまとめて入手できる」と説明している。
キーワードごとに関連情報のまとめページ、JWordが「PocketPet」提供(INTERNET Watch)
【「PocketPet」とは】
「PocketPet」とは、キーワードに関する言葉の意味や画像・動画などの情報を1ページにまとめたサービスです。「PocketPet」を利用すれば、様々なサイトで情報を確認する手間を省くことができる上、言葉の意味や画像・動画を含めた多様な情報源から付加価値の高い情報をひとつのページにまとめて入手することができます。
(キーワード関連情報収集ページ「PocketPet」を提供開始〜提携パートナーのニーズにマッチしたカスタマイズで、柔軟に提携を展開〜(JWord)(http://jword.jp/company/info/info_newsrelease.jword.htm?newsid=20070830&text=XLW))
付加価値が高い、ですか。
「価値」とは誰が決めるんだろうか。
キーワード検索の結果、関連情報を集約的に得られる - それがどのような基準で得られ表示されたものかはともかく - ユーザー?
それとも壮大な規模でお小遣い稼ぎを行うJWordにとっての価値か?
PocketPetでの「おすすめ」は、お勧めできるサイトばかりなのか?
PocketPetで検索した際に表示される「おすすめ」。
ウイルスだったらばトレンドマイクロ社やsymantec社やキングソフトが表示されるんですが、リンク先はいずれも「http://rc20.overtune.com/」以下のものである。
では、overtuneの会社概要ページを閲覧してみよう。
主要提携パートナー(2007年8月現在)
PC主要提携パートナー
GMO インターネットグループ
・Autopage
・Jugem
・ヤプログ
JWord
オーバーチュア会社概要(overture)
もちろんLucaさんは、overtuneがWeb上で重要な存在であるのは知っている。
具体的な仕組みとOverture Services, Inc.との関係は、自分が感知する所ではない。
だけどさ。
いずれの検索結果にても、それほど重要ではないようなもの(スポンサー企業?)が多数含まれる「おすすめ」は、検索連動型広告(になるのかな?)に過ぎない、単なるお小遣い稼ぎにしか見えないんだ。
実態としてはあるキーワードを元に検索したとしても、JWordかGMOかOvertuneか知りませんが、エンドユーザーにとってさほど必要性も無い・かつ意味が無い広告リンクがかなり含まれているような。
これって本当に「有用」なのか?
マイナーキーワードの場合
あまり検索される機会も少ないようなキーワードや、新しい用語をPocketPetで検索した場合には、「おすすめ」は表示されない。
PocketPetに表示される画像は少なく、flickr.comに他人が投稿した画像に依存
検索結果画面の左上に幾つかの画像が表示され、彩りを添えている。
これらの画像は、JWordが独自に収集したものではないし、ネット上に存在する無数のサイトよりかき集めるGoogleのイメージ検索のようなものでもない。
PocketPetでは単に、写真を投稿したり共有する外部のサービスのflickr.comにユーザーが投稿した画像のタイトルもしくはTagsより、検索したキーワードとマッチするものを探して表示しているに過ぎない。
flickr.comの日本人利用者はそれほど多くないと推察されるため、PocketPetにては英単語を検索した際には多くの画像 - 玉石混合だが - が表示されるものの、日本語の単語では少ない数しか表示されない傾向がある。
日本語検索サービスを売り物にするJWordとしては、どうなんでしょうかね。
PocketPetにて表示される画像の謎 - 著作権的にどうなんだろうか
PocketPetにて検索した際に表示される項目「写真」なのだが、画像はどこかのテレビ番組をキャプチャしたように見える。
スパイウェアを検索した際に表示される、http://static.flickr.com/35/110957047_5695158bc9.jpg は、http://www.flickr.com/photos/kokorohamoe/110957047/によればブロードキャスターなるテレビ番組の名称がつけられていた。
ウイルスを検索した際に表示される、http://static.flickr.com/50/110957062_b795df4b1a.jpg もhttp://www.flickr.com/photos/kokorohamoe/110957062/ よりブロードキャスターなる番組名が記載されていた。
(ブロードキャスターはTBSのニュース番組である)
PocketPetでの「写真」は、www.flickr.comに投稿された画像よりキーワードを拾って自動的に表示するものであるらしい。
またアニメの名称で検索したらば、幾つかのテレビよりのキャプチャ画像が表示された。
果たしてこれは、フェアユースなのか公正な利用なのか。著作権の侵害行為なのか。
JWordに責任があるのか否か、誰にどれだけの責任があるのか。
自分にはよくわかりませんが、感じが悪いですね。
Wikipediaよりの「引用」と、PocketPetにおける検索エンジン対策
例として、スパイウェアの検索結果で表示されるページでは、Wikipediaに記載されている内容をインラインフレーム状にまるで自社コンテンツであるかのように表示しており、凄く気にかかってしまったのだ。
Internet Explorerの設定が「高」ならば、より露骨にコンテンツのかなり大部分をWikipediaよりの「引用」が占める画面を閲覧できるだろう。
ページ盗用問題のまとめ(2004年3月27日,絵文録ことのは)のような事例とは異なり、Wikipediaからの引用物であると明記されているので問題は無いのやもしれない。
Wikipedia:著作権(Wikipedia)は熟読し、一応は問題は無いらしいのだが。
よくあるスパムブログ - Wikipediaの文章を丸写しし、amazonのアフィリエイトで小遣い稼ぎし、自身によるコンテンツなんて皆無なものと雰囲気が似ているなぁと。検索エンジンスパム目的のね。
PocketPetでは、リンク先が書き換えられている
PocketPetによる検索結果に表示されるWikipediaの文章と、原文のスパイウェア(Wikipedia)を比較してみた。
冒頭の「ソフトウェア」は、Wikipediaではソフトウェア(Wikipedia)へのリンクとなっている。
だがPocketPetによる引用部分では「http://pocket.jword.jp/search/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2」にリンク先が書き換えられている。
それも一箇所や二箇所じゃない、Wikipediaのサイト内リンクのことごとくが、PocketPetで「引用」されるとPocketPetでのサイト内リンクに置き換わっているのだ。
正確にはリンクが絶対パス(http://example.com/aaa/bb/)ではなくいずれも相対パスではあるのだが、/wiki/が/search/に置き換えられ、PostPet用にカスタマイズされているのに気付くだろう。
wikipedia
<p><b>スパイウェア</b> (Spyware) とは、ユーザに関する情報を集めて記録し、さらには集めた情報を予め設定された特定の(情報収集者である)企業や団体・個人等に送信する<a href="/wiki/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2" title="ソフトウェア">ソフトウェア</a>のことである。</p>
PocketPet
<div class="wikibody"><p><b>スパイウェア</b> (Spyware) とは、ユーザに関する情報を集めて記録し、更には集めた情報を予め設定された特定の(情報収集者である)企業や団体・個人等に送信する<a href="/search/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2" title="ソフトウェア">ソフトウェア</a>のことである。</p>
検索エンジンボットによる巡回時に、多くのテキストをWikipediaより「引用」してポイントを稼ぎ、更にはサイト内リンクを稼ぐ目的でリンク先を書き換えているんだろうか。
自分や一般のBloggerがWikipediaよりの乗っかりブログを作って同様にリンクを書き換え盛大に宣伝したらば、ネット上で相当な非難を買いそうですね。
関連記事
「いいえ」が無いJWord - クローズボックスのみでは明示的拒否の手段は不親切(2007年08月27日)
JWordが勝手に・無断でインストールされる理由と経路の謎(2006年08月29日)
JWordとcnsminのスパイウェア・ブラウザハイジャッカー疑惑(2004年10月30日)
更新履歴
2007年9月2日追記。
Posted by Luca at 23:37
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